部門紹介
■骨密度測定(DEXA)
当院では、DEXA(DXA)法による最新の骨密度測定装置Horizon(ホロジック社製)を導入しました。
この装置は腰痛や骨折の原因となる『骨粗鬆症』の診断を正確かつ安全に行うことができます。検査には極めて少ないX線を使用しており、仰向けに寝るだけで、痛みもなくスピーディに測定できます。
検査を受けるときの注意点
当院は、検査部位は腰椎と大腿骨で行っています。
お腹や背中の金具やエレキバンや湿布がある場合はお外しください。
検査を受けるときの服装
撮影部位の着衣は可能な限り脱衣してもらいます。
※金具やボタンの無い肌着、プリント柄などの無いTシャツであればそのままで撮影が可能です。
撮影する範囲にプラスチックや金属類がある場合は取り外していただきます。
• ズボンのチャック、金属のボタンなど
• 湿布、カイロ、お金など
• ブラジャーやスリップなど
■X線CT検査
Tとは、コンピュータ断層撮影(Computed Tomography)のことです。身体の周囲から“らせん状”にX線を照射し、断層像(輪切りの像)を撮ることができる検査です。
元データを画像処理することにより、縦切り像や横切り像、3D像を作成することもできます。
これによって、診断能が向上し、病気の早期発見・早期治療も可能となり、患者様の健康増進に貢献しています。現在の装置は、Activion16(東芝社製)です。
CT検査の実際
CT検査は、基本的には、頭部~足まですべての部位で撮影可能です。特に頭部、胸部、腹部領域は、身体の内部の状態が良くわかり、病気の早期発見に威力を発揮しています。一般的なCT撮影は、造影剤を使用しない場合がほとんどですが、より詳しい検査をしたい場合は、造影剤を使用します。造影剤は、非イオン性ヨード造影剤と呼ばれるもので、通常、腕の静脈から注射します。比較的副作用が少ない医薬品ですが、まれに副作用が起こることがあります。私たち診療放射線技師は、患者様の副作用の発現に注意しながら、細心の注意を払い検査をしていますので、安心して検査を受けて頂きたいと思います。
<次のような方は注意が必要です(造影剤使用検査の場合)>
• 以前に造影剤を使用した検査で異常があった方。
• 喘息に罹ったことがある方、現在罹っている方。
(両親や兄弟を含む)
• 食べ物や薬にアレルギーのある方。花粉症、アトピーの方。
• 心臓や腎臓の病気、糖尿病、高血圧の治療を受けている方。
<次のような方は、検査を受ける前に必ず申し出てください>
• 妊娠中または妊娠の可能性のある方。
• 一週間以内に胃・腸などのバリウム検査を受けられた方。
■MRI検査
MRIとは、磁気共鳴画像(Magnetic Resonance Imaging)の略です。X線は使用せず、強い磁石と電磁波を使って体内の状態を断面像として描写する検査です。
特に脳、脊椎、四肢や子宮、卵巣、前立腺といった骨盤内に生じた病変に関して優れた検出能力を持っています。
正確な画像を得るために、検査中は体を動かさないようにしてください。
撮影部位によって異なりますが、検査時間は30分程度です。
現在の装置は、Vantage Titan(東芝社製、1.5テスラ)です。
MRI検査前の注意事項
①以下に該当される方は、検査を受けることができません。
1)電気・電子機器の挿入のある方
ペースメーカー、除細動器、神経刺激装置、注入ポンプ、人工内耳等
2)体内で移動の可能性がある金属の挿入のある方
ステント・フィルター挿入後8週間以内、眼内金属等
3)妊娠中もしくは妊娠の可能性のある方
胎児への安全性が確立されていません。特に器官形成期にあたる妊娠13週までは、MRI検査は実施できません。
②次に挙げるものは故障や火傷の原因となる可能性があります。また画像に影響を及ぼすことがありますので、検査前に取り外しをお願いして います。
1)金属類…………補聴器、義歯、眼鏡、ヘアピース、ヘアピン、時計、カギなど
2)磁気カード……クレジットカード、キャッシュカード、診察券など
3)その他…………金属付下着、シップ、エレキバン、カイロ、身体補助具など